将来を見捉えて 思考力を磨き、表現力を高める
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佐藤一斎の言志晩録

 日本は「科学技術創造立国」を国是と掲げながら、世間ではいまだに「理科系」「文科系」などと垣根を設けています。とにかく棲み分けをすることを望むのか、差別化をするのか不必要な敵対心を煽ります。定義など全くありません。欧米ではこの議論は50年前に終わり、大学に入学すると、教養課程で数学は履修します。話を聞いてみると数学ができるかできないかに集約され、数学ができない人がそのようにいっている感じがします。このホームページを閲覧している若い人たちに言えることは、現状で判断しないで、将来を見据えて考えてほしいということです。大切なことは高等学校で履修科目は大学でも社会でも基本(教養)となります。それらを理解した上で大学でも社会でも専門を修得するのです。また、勘違いをしている人のために、高校のときに履修する科目はすべて連関しています。国語が良くできて、数学が全くできないという人はいません。もし「理科系」「文科系」に特別な能力があるとしたなら、今後はその両方の能力が必要ということです。知識を蓄えることによって、その組合せが知恵となります。ですから、知識を多く得ることが創造力やアイディアを生み出す源泉になります。

 私立文科系の入学試験では数学を選択しなくても合格します。しかし、それは大学の経営陣の考えであり、大学で担当する教授、社会が要求している能力ではありません。経済学部・経営学部・商学部は文科系ですが、これらは数字と格闘していく分野です。たとえば文科系に人気のコンサルタント会社を例にとれば、企業の経営戦略を考え、その企業の技術水準や価値を見分け、今後の売上げを増やすための見通し予測をして、データを客観的に分析してシェア拡大を図ります。他を圧倒するような技術が無い限り競合商品は必ずあります。このような能力はいわゆる「理科系」が得意としている能力です。ですから、企業側では文系でも入学試験に数学が必要とされる大学の学生を採用します。文学部でも例外ではありません。心理学部は文学部に属しますが、心理学部は小まめに調査してデータを収集して整理・分析・加工して判断材料にします。計算方法や統計を知らないと正当な判断ができません。とにかく社会では相手を説得、理解させるためには根拠を示さなければなりません。このように、高校で習う科目や科目が持っている思考方法や思想性などはすべて社会に出て役に立ちます。大学受験のためだけの勉強だけでは勿体無い。

 事実、ある程度社会を経験した人が異口同音に口にします。「高校のときにもっと勉強していればよかった」と・・・。ポジションが上がれば責任が圧し掛かり仕事が高度化・専門化します。いままでに経験したことの無い未知の世界に入っていきます。高校で学ぶ知識は、先生などに聞けば大抵答えてくれます。また、インターネットでも調べれば教えてくれます。しかし、知識が高度になればなるほど自分との戦いです。特に数学は頭が回る若いときが勝負です。是非とも自分の血肉・骨格にしてほしいと思います。

 上記の言葉は、江戸儒学者佐藤一斎(さとういっさい、1772-1859,美濃国岩村藩)の「言志四録」に修められている言葉で「三学戒」といわれるものです。。意味は「若いときに学びたいと必死になって思って学べば、壮年の時には世の中の役に立つことができる。壮年の時に学べば、老いた時になって肉体的には衰えるが気力は衰えない。老いた時に学べば、死後も残った人と会話ができる。」と解釈しています。一斎は、儒学者ですが、本質は「人間性」を探究した言葉を多く書き残しています。また多くの門弟がいました。佐久間象山、山田方谷、渡辺崋山、横井小楠らがいました。孫娘士子(ことこ)は吉田茂の義母です。

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